ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

自分が変わるだけじゃダメじゃなかろうか

 生きるためには、人を変えようとせずに、自分を変えなさい。みたいな表現を、自己啓発書でよく見かけると思います。私もその通りだと思って、今までいろいろと努力してきました。例えば、論理的思考法や、課題整理術、要約スキルの習得、英会話能力とか。おかげさまで、いまでもその習慣が続いています。

 でもね、自分だけ変わっても意味がないのです。確かに、自分の弱点や伸びしろのある部分を強化するのは、間違っていないのです。正確に表現すると、変える部分として自分の内面にだけ着目してはいけないと思うのです。

 もう一つ大切なのは、自分の気持ちを相手に伝える時に、接し方を変えることだと思います。なぜなら、相手から見た場合、私の接し方が変わっていないと、結局今までと同じ対応を取り続ける。つまり、議論が平行線になるのです。ちなみに、これは、相手におもねるということではなく、その人の理にかなう方法で接するということです。その人の理とは、例えば、説明にロジックの表現を好むとか、感情的な表現を好むとか、嗜好として会社からのペナルティを気にするとか、そういうことだと思います。