ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

打ち合わせで理解が追いつかないことについて

昨日の続きです

hyogokurumi.hatenablog.com

引用記事を私なりに解釈するとコミュニケーションは以下のABCの工程から成り立っており、定型発達の人はBに時間をかけない、もしくは、省略するため目まぐるしく変化するA、すなわち、主張の変化にについていける模様。

 A:主題や課題提起

 B:Aの意味理解、検証

 C:反論、同調

非定型発達の人もプロセスは同じだけどBを納得いくまで行うため処理速度が定型の人に追いつかないと私は理解しました。

 私が打ち合わせに出席した経験に当てはめるとAの主題が目まぐるしく変化する故理解が追いつかないという主張は納得いきます。Aの主張を検証するBの工程で時間をかけるため思考が追いつきません。ではBの工程で私が何を実施しているかというと、

  • Aの主張の中で初めて聞く言葉があるため仮設をもってその意味解釈する
  • Aの主張を聞くけど私の場合その状況でその言葉を使わない(私の常識から外れている)ため受け入れるのに既存の解釈を拡大する、再定義する。
  • Aの主張で使う言葉の定義が複数ありこの場合はどの意味か判断する。

 その結果、あらゆる根拠を検討して論理的に裏付けようとする。だから時間がかかる。そんな感じだと思います。

 では定型の人はなぜ安心してBを省略できるのでしょうか。

 組織内の力関係におもねっている、つまり、盲目的に影響力を持つ人間に従っている場合はあるかもしれません。しかし、そのケースを除いても私から見ると人は発言者の言葉の意味を理解しているように思えます。私から見ると断定的な発言と思えるものでもただただ理解に努めて受け入れる。あっていようが間違えていようが気にしない。自然に受け入れている。そんなふうに感じます。つまり、発言の善悪を判断していないように思えるのです。しかし、私は主張を理解・分析し善悪を判断します。それにかける時間の差が主題に追いつけるかどうかを左右しているのではないでしょうか。