ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

額面通りに仕事をしてもうまくない

 額面通りに仕事をしてもうまくない。仕事をすると単に上司から言われたことを言葉通りに受けて仕事をしてもいい結果にならない場合がある。それは上司と私の認識のギャップかもしれないし、上司がなにも理解せずに丸投げにしてくる場合もある、さらに時間のない時に形作りだけして仕上げてしまう私の癖もある。

 今、小説ミレニアム3を読んでいるけど同じようなシチュエーションの描写がある。警察の犯罪捜査チームの中枢となる人物から情報操作のため流された情報をもとに記事を書き上げた新米記者を鍛えるため編集長としてヘッドハントされた編集長エリカのセリフ

「本当? よかった。それじゃ、話をひと言にまとめるわね。あなたはジャーナリストとして、当局の中枢にいる人物が与えてくれた情報であっても、それを鸚鵡(オウム)みたいに繰り返すのではなく、疑問視し、批判的なまなざしで見直す義務があるの。これを絶対に忘れないで。あなたは素晴らしい書き手だけど、この姿勢が出発点になかったら、せっかくの才能が台なしだわ」 
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 スティーグ・ラーソン

 まさしくその通り。私はITサービスを顧客に提案する場合、論理的思考を使って提案資料を作るけどそもそも前提があいまいだったり間違っていた場合を想定しないとまったく的外れな提案資料を作ることになってしまう。だから何かの指示を基に仕事をするなら批判的な観点で作業をするべきと思う。