ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

会話を交換しながら互いの認識をすり合わせるのがいい

 人から聞かれた質問にすぐに答えることができないときがある。私からすると情報が足りなくて何をどこまで答えたらいいか判らない。前提条件が乏しいためいくつか選択肢がでてくるけどどれが正解か断定できない。(時には非常に懐疑的になってとんでもない選択肢まで出てくることも拍車をかけて)そこで混乱する。


 会社の同僚から私が開発に携わっていたITシステムを利用するのになにを準備すれば良いか確認してきた。同僚は利用者のパソコンにインストールしてITシステムに接続するアプリケーションがあればいいか?と聞いてきたが、私からするとそもそもITシステムを稼働するサーバがないと利用できないという前提がある。
 どこまで認識しているか判らないのでサーバの必要性を強調するため、社内でITシステムを適用済のお客様ならアプリケーションだけでOK、だけど社外ならサーバの準備が必要と回答。そうしたら社外とのこと。ふむふむ。だんだん全容が見えてきた。
 次の同僚の質問は準備するのにどのくらいの期間が必要か?一カ月くらいでOK?とのことで、 サーバ準備だけで一カ月はないだろう(という常識は私だけの目線だから判る話なので)サーバの準備だけなら2~3日。それよりもITシステムに入れるコンテンツを準備するならその準備時間によると回答。そうするとそこまでコンテンツについて検討していないらしい。
 詳しく話をきいてみると、どうやらITシステムの導入はまだ未定でお客様に提案する大雑把なスケジュールを作っているらしい。なるほど。それならこのくらいの粒度の情報で大丈夫かな。ということでお互いに必要な情報の認識と交換が済んで会話は無事終了。

 会話を振り返って思ったけど、そもそも最初からズバリな回答をするのは(相手が私の目線で語ってくれない限り)いくら私が頑張っても無理。だからこそ途中で適切な質問をはさみながら回答を探っていく。一般的な会話とはそういうものかもしれない。