月曜日はパンツのゴムを引き締めて
それは月曜日の私はゴムの延びきったパンツを履いて出掛けているのようなものだということ。ゴムが緩んだぱんつを履いて歩いたりいきなり走り出すからパンツがずりおちてくる。強引に走り続ければパンツが落ちてきてけっきょく余計な仕事が増えて負担が増す。全力ダッシュ中にパンツが落ちないように必死に腿上げするけど結局対処療法で本質的な解決に至らない。
好きなことを仕事にできればいいのか
先日、米澤穂信のミステリを読んでいたら以下の下りが目に留まった。主人公はフリーのライターで知り合いの編集者から都市伝説についてネタが決まっている記事四本と自由なネタで書いていい記事一本の執筆を依頼される。
これこれこういう都市伝説について書いてくれと言われれば、その仕上がりと速さはプロのものだと自負している。しかし、好きに四ページ書いてくれと言われると、手がぴたりと止まってしまう。いつものことだった。
満願 米澤穂信
主人公は小器用でお題が決まった記事はすぐに書き終えるが指定のない記事は手が出ずに先輩のライターに泣きつく。これが今の私の仕事の壁と驚くほど酷似している。私もやることが決まっていれば器用にこなせると思うのだけど好きにやっていいよと言われると手が止まる。
REFS 熱海
熱海にあるビストロ「REFS 熱海」に行ってきた。ここは地元のお野菜が売りらしい。
お店はこじんまりしているけどお食事するところが2F、一方1F&B1Fはオーガニックな野菜や地元ブランドの商品を売る場所になっている。狭い店舗でも開放的な空間を演出していてオーガニックな雰囲気の中でお食事している気分になれる。予約していた席の場所が一番その雰囲気を感じ取れるところだったので店の人が気を効かせてくれていたのかも。ありがたや。
熱海港活き〆お魚の有機ホワイトバルサミコ風味(900円)。野菜とお魚の盛り付けがキレイ。もちろん美味しかったです。野菜は甘みがあって普段スーパーで買っているものとの違いが私でも分かる。端っこに載っているのは高級食材のカラスミかな?それにしても美味しいけど食材の名前を知らないというのが最近よくある。
REFS特性こだわり野菜の蒸し煮(1000円)。プロの間で有名なカルピスバターを使っているそう。それにしてもここのお店は初めて食べるお野菜が多かった。ロマネスコというのも初めて。どれも美味しかったです。
伊豆鹿のロースト 気まぐれソース(1900円)。ソースは浜納豆を使っている。浜納豆は味が濃くて同じ大豆製品の味噌の風味を彷彿とさせる。鹿の肉は牛肉のような味で赤身のため比較的淡泊。浜納豆の濃いソースが合います。美味しかったです。
浜納豆(参考)
おとうふのティラミス。ビスケット?の歯ごたえが良かったです。
色んなお野菜が食べれて満足。ごちそうさまでした。
ジャルディーノ 静岡市
静岡市にあるカフェ「ジャルディーノ」に行ってきた。ここはジェラートが美味しいらしいけど普通の食事も美味しい。
シンプルなグリーンサラダ(600円)
メキシカンラップサンド(780円)。タコスの具をトルティーヤで巻いたもの。ピリ辛で美味しい。お酒にあいそう。
アンチョビと茄子のピッツァ(1200円)。
そして締めのジェラートとコーヒー。ジェラートはいくつか種類があって目移りしたけどお店おすすめの「杉山牧場のジャージーミルク」を選択。
ジェラートをスプーンですくうとネットリとしていて口に入れると濃厚な味が広がる。一般的にアイスクリームより乳脂肪分が低めなので比較的ヘルシー。上に乗っかっている果物は凍らせてありジェラートの柔らかさと相性がいい。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
つかさ 平間
川崎のJR南武線平間駅の横にある定食屋さん「つかさ」に行ってきた。と言っても定食を食べるわけでなくいつもどおりお蕎麦を頂きにきた。
最近こういった町中の定食屋を見かけなくなった。サイゼリヤやガストのようなファミレスも嫌いじゃないけど町中の定食屋が出すノスタルジックな雰囲気はファミレスでは醸し出すことができない。店の前にポツリとおいてある自転車がいい味を出している。この定食屋を行きつけにしているお客さんの自転車だろうか。
13時過ぎにお店に入ったらガラガラでカウンターの中でおじさんとおばさんが休憩してた。申し訳ない。かき揚げそば(330円)を注文。おもむろにそばが入ったビニール袋をバリバリと開いて湯煎を始めるおじさん。すぐに配膳されたので温めなおすだけの出来合いそばという感じですかね。
丼が黒いためよくわからないけどお汁の色は濃くはない。そばの色はやや白い。具はかき揚げとネギ。
最初にお汁を一口。うーん、ぬるい、そして若干甘い。ぬるいのは昼過ぎでお客が少なくなったから仕方ないところか。味はするけど出汁感が弱いことから化学調味料を使っているかも。次にそばをたぐる。ややもっさりしていて若干えぐみがある。お汁となじんでいないわけじゃないが表現できない微妙なところ。ネギは新鮮でした。
かき揚げの具は人参と玉ねぎ。ころもは柔らかいタイプ。これが意外とお汁となじんで妙に美味しい。
そうそう、このお店は喫煙可能なためタバコ吸わない人は混雑時を避けたほうが無難かと。とはいえ無事完食。ごちそうさまでした。
図書館の本の書込みについて
よく図書館で本を借りて読むのだけれどたまに書き込みがある。見つけると萎えるのでやめてほしい。個人の寄贈本なら判るけどみんなの税金で購入してシェアする本なのに書き込みを入れても平気な人の考え方がわからない。
考えるヒント2 小林秀雄
本を読んでいると新しい発見がある。自分の中で言葉にできないもやもやした思いを言い現わしてくれた表現に出会ったときはこれだ!これが言いたかったんだと思う。それを覚えていてずっと自分の大切な言葉として取っておきたい、忘れたくないと思う。だから書き込みをしたくなるのだろうか。だけど私は書き込みに反対する。何故なら、
- 後から本を読む人の気持ちが書き込み部分に引っ張られる
特に思想関係の本は著者と読者の1対1の勝負だと思う。書き込みを入れた部分は本当に著者が最も言いたいこととは限らない。前述のように単に書き見込みした人が気に入っているだけかもしれない。でも後から読む人はどうしてもそこに目がいってしまう。要は書き込みが著者の思想を純粋に理解しようとするする取組みを邪魔する。 - そもそも私物化しちゃだめだよねという私のルール
図書館の本は公共のものなのだから汚してはいけない。私物化してはいけない。後から使う人のことを考えて綺麗に扱うべきだとう私の思い。 - 気持ち悪い
本は物質的に無機質なものなんだけど書き込みが発生した時点で他人の嗜好が私の中に入り込んでくる。本は書いた著者の思想を表出したものなので当然書込みがなくとも著者の思想が私の中に入り込んでくるというのはあるがそれとは違う。例えばその著者の思想が気に入らなければ読むのをやめればいい。しかし気に入って読み進めた場合に他人の書き込みがあると上手く言えないがとても生々しいのだ。書き込みした人の書き込み箇所やいい加減な線の引き方からその人の生活臭や価値観が流れ込んでくる。そして文章を読む以上それは目に入ってくるため避けようがない。それに伴い書き込みに我慢しながら読まなければいけないという精神的な暴力や圧力といったものの気持ち悪さを感じる。
このように感じるのは私だけだろうか?
お客さんの言葉をストレートにとらえすぎる
提案の説明でつまづく
業務中に私の思考の癖のようなものが見えたのでそれをメモ。
ITシステムを紹介していたらお客さんから〇〇みたいな機能はないの?と聞かれた。実際そのシステムはお客さんの望む機能そのものが無いため困った。正直に無いと言ってしまおうかと口を開きかけたら、とっさにそばにいた部長から代わりに△△な機能がありますよとフォローが入った。
提案における私と人の違い
例えば仕事の話じゃないけど人に「お昼どうしようか?」と聞いたら、それに対して「お蕎麦がいい」と回答があったとする。
- 私の場合
近くにお蕎麦屋さんが見つからなかったらアウト - 部長の場合
その発言の本質を理解する。もしディナーをがっつり行きたいからお昼は軽めにしたいと察すれば、軽食であるサンドイッチやうどんを提案してもいいかもしれない。それを瞬時に理解して代替えの解決策を出す。
お客さんの言葉をストレートにとらえすぎる
あとから冷静に振り返ればできそうな気がするけど、その時の私は代替え案を提案するステージにたどり着けなかった。それはお客さんの言葉をストレートにとらえすぎるからだと思う。だからお客さんが述べるそのものが見つからなければ興味を失ったり諦めてしまう。
どうすればいいのか
- 完璧な答えを用意できると思わない
まずお客さんが求める機能そのものがある確率は低いといっていい。それを覚悟する。 - 諦めない
機能がなくても代替え手段があるかもしれないと考える。
今思いつくのはそんなところだろうか。