ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

憲法改正の議論について

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各党いろいろ意見がでているけど論点が憲法改正固執しすぎじゃないだろうか。

 改憲の問題の本質は海外において軍事行動の制限が解除された場合、自衛隊が暴走して第二次世界大戦のような悲劇が再現されないようにすることだと思う。
 私の認識だと第二次世界大戦に突入したのは今でいうポピュリズムが起因している。1900年前後から発生した4度の戦争において三国干渉など日本の不甲斐なさを目の当たりにした国民の不満が過激な思想を誘発。その結果暴走した軍部の発言力が次第に強くなり今考えるとあきらかに無理な戦争を初めてしまった。
 確かに現状の憲法はそういった軍部の暴走を止める抑止力として効果を発揮しているのかもしれない。けれどそれでいいのだろうか。他の国が軍隊を出してテロリストを鎮圧するのに日本だけかたくなに後方支援に徹する。それは原発を都内に置きたくないから福島に置きますというのと同じ理論だと思う。
 今まで日本は米国の保護のもと自分の国ばかり見てきた。だから自身を守る自衛隊という概念がしっくりくる。しかし経済や人の移動が自由になりに国家間の境界があいまいになってきた今いかに他の国と連携しながらお互いに発展していくかがより大切になってきていると思う。
 そのためには過去の歴史を振り返ること。事実から自分で考えて正しい判断をできるようになること。そういった地道な努力が誤ったポピュリズムの誘発を抑える。憲法9条改正よりもそういった教育、思想を根付かせることのほうが今の日本には大切に思える。