ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

すべての仕事をやる必要はない

 全ての仕事に対して高品質な成果物をアウトプットしようとする。例えば重要度の低いメールの回答や報告書の作成に1時間かけるとかありえないことをやってしまう。そういった無駄な時間が積み重なって自分の大切なものに時間を避けなくなる。
 ブロガーちきりんによるとそれはとても生産性の低いことだという。

 ここで説明しているのは、人間の思考パターンを利用した「生産性の上げ方」です。「すべての仕事をやる必要はない」「どうしてもやならいといけないこと以外はやらない」と決めることで、「それはどれか?」という優先順位を考える発想が強制的に生み出せ、かつ、「最初に、もっと重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。それはとても当たり前のことなのに、最初から「すべてをやろう」と考えていると、なかなか実践できないことなのです。 *1

 問い合わせや依頼があっても反射的にそれを受けない。まずそれをやらないで済む方法を検討する。受け入れる受け入れないとう判断でなく代替え手段を考えるという工夫をする。
 そうなるためにはまず、「すべてをやる必要はない」と自分に断言することで大幅に生産性をあげることができるという。どんな仕事でも重要で価値の高い仕事と、それほど価値のの高くない仕事にわけられる。価値の高い仕事は難易度が高くてすぐにできるものじゃない。一方、価値の低い仕事はやればすぐに終わる。すぐに終わる仕事はミスやリスクが低いためついついやってしまう。さらにそんな仕事の完成度を上げるために時間をかけると価値の高い仕事に回す時間が無くなってしまうのは当たり前。だからちきりんは

「すべの仕事をやる必要なんてまったくない。重要な仕事だけ終わればいいんだ」と思っていると、難しくても重要な仕事に最初に手をつけることができます。 *2

と考えれば良いという。割り切り方がすごい。でもこの思考の結果生み出された余剰時間が自分を充実した生活に導くのだと思う。明日から仕事だけど自分もこれを試してみよう。

*1:自分の時間を取り戻そう [著] ちきりん

*2:自分の時間を取り戻そう [著] ちきりん