ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

投票率を上げるにはどうすればいいのか

 

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今回の衆院選選挙の投票率が戦後2番目の低さとのこと。

 

選挙に行かない理由

 記事から選挙に行かない理由をザックリ拾い出してみた。

  1. 天気(台風が近づいていた)
  2. どの政党を選んでも同じ
  3. ずっと仕事が忙しく期日前投票に行こうとも考えなかった
  4. 政治が信用できないから行かなくてもいいかと思った
  5. 学園祭があったから。大学で投票できるなら、行けたのに
  6. マニフェストも読んでみたけど、いい人がいないなと思った
  7. 住民票が実家のままで往復交通費や時間をかけてまで投票できるほど余裕がない

 

NHKの提案
 NHK投票率上げる提案はネット投票の採用。行かない理由の1、3、5、7は個人にかかる時間的・金銭的負担である。ネット投票はそれを解消できるためメリットが大きい。私としても是非検討してほしい。


ネット投票は本質的な解決策となるのか
 確かに投票に対する負担は少なくなると思う。でも2、4,6が抱える政治不信の問題は解決されていない。そしてネット投票では政治不信を解消できない。

 

観点を変えてみる
 ならば政党を信じることができないという考えを捨ててみる。代わりに投票権を自分の権利を行使すると考えればいいと思う。今の高齢者が優遇されて若者が冷遇される社会を作った要因の一つは自分たちが権利を行使しないからとも私は思える。さらに若者でなくても今回の選挙は

と自分や自分の子孫にも大きな影響を及ぼす論点がある。他人事じゃないはずだ。賛成するなら与党に投票、反対するなら野党に投票。そうやって自分の権利を主張する。そうしなければ他人の都合の良い社会になってしまう。だからそれが嫌な人は投票すべきと思う。

 

 

アニメ産業は日本を支えるのか

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アニメ産業の去年の市場規模が2兆円超えとのこと。

2兆円の規模は大きいのか

 日本の歳入(収入)が国債を含めて約100兆円。一方アニメ産業の市場規模(業界や商品の売り上げの総額)が2兆円。ここから歳入に組み込まれる額をザックリ計算すると原価率が70%、税率が20%とすると約1200億円。国の歳入100兆円に対して約0.12%。ざ年ながら歳入からすると微々たるもの。

 

なにがすごいのか

 じゃあNHKが取り上げるほど何がすごいかというと成長率。記事ではおととしと比較して売上が1800億円ほど上回るとあるので昨年の売上2兆なら成長率約9%。これは今の日本の景気からすれば特筆すべきもの。

 

成長の要因

 記事では成長の要因をいくつか挙げているけどやはり海外輸出の売上が伸びたことが大きいのじゃなかろうか。市場の規模から考えれば日本は小さい。例えば、人口で換算すると日本1.3億人、アメリカ3.2億人、中国13.7億人だから売上予測は日本が1とするなら米が3、中国が13。日本は高齢化社会だからアニメ商品の購買層が若年層であることを加味すれば実際はもっと差があるだろう。それだけでなくクオリティの高いアニメを作り続けてきた努力が海外でも売上を伸ばす要因なのだろう。

 

アニメは日本を支える柱となるのか

 以前からアキラを始め日本アニメの完成度は着目されてきたけど市場規模からすればまだまだ存在感があるとは言えない。かつての高度経済成長期の自動車や液晶ディスプレイ産業のように世界を席巻するのか。自動車や液晶ディスプレイはハードだけどアニメはソフト。ソフトはメディアのインフラに乗ればハードに比べて拡散速度が圧倒的に早いため爆発力はあるように思う。だからこそ今後も魅力的なコンテンツを作り続けていってほしいと思う。

 

消費税の増税について

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経団連会長が消費税増税を求める考えを示したとのこと。

増税について
 以前消費税が5%から8%に増税された後に近くのスーパーで買い物の清算をしたら思っていたより支払い金額が大きく値段が間違っているかとギョッとした。今回は増税分が2%だけどなめてはいけないと思う。

各党の主張
  ところで昨日の衆院選で投票前に各党の主張をざっと見たけどざっくり自・公が増税賛成で他の主要な党は反対。でも増税を廃止した場合どこから代わりの財源を補充するのか。年々赤字が増える一方残念ながら国内の景気はそれほど伸びていない。今の状況だと景気が回復するにはまだ時間がかかりそう。それ以外で収入を増やすには増税しかないだろう。

経団連の本気度
 経団連会長の言う通り安定的な政治基盤が維持できている今こそ増税を断行できる。増税によって一時的な景気の冷え込みがあるかもしれないけど直撃をくらうはずの経団連が国の財政再建をとると腹をくくっている。

私たちは増税を選択すべきか
 私たちも覚悟が必要。確かに増税は負担を強いるけど次の世代に安定した社会を提供する義務があると思う。私たちの自己本位な考え方を見直して次の世代に負担をかけない社会を作っていく。そういう思想が必要と思う。

郵政博物館

 前から気になっていた東京ソラマチにある郵政博物館にいってきた。半蔵門線押上駅が最寄りでそのまま地続きでイーストタワーにアクセスできる。博物館は9階にあるけど直通のエレベータやエスカレータは8階までのため階段か別のエレベータに乗り換える必要がある。なぜこんなつくりなのか疑問。。。

 

www.postalmuseum.jp

入館料は300円。展示スペースもそれほど大きくなく私が行ったときは人が少なかった。お手軽に鑑賞できます。気合を入れてみるほどじゃないけどちょっとした暇つぶしに行ってみるのもいいかも。時間によっては無料ガイドも行っているみたいですよ。
 後半は日本や世界中の切手を集めた展示スペースがありました。昔私が集めていた切手を見つけたりして楽しかったです。

 

帰りにミュージアムショップに寄ったら展示スペースに飾ってあった切手と同じものが箱に入ってバラ売りしてました。

 

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額面20円だけど1枚たったの30円で買えます。自分の好きな絵柄を見つけたら記念に買っても良いかも。私は好きな画家 森田曠平の原画を利用した切手を偶然見つけて買ってしまいました。ほかにも出てるはずなんだけど見つかったのはこれだけ。でもうれしかった。

福そば(人形町)

 今日は東京ソラマチの郵政博物館に行くついでに水天宮で途中下車。人形町にある福そばにいってきた。

 

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一見(立ち喰い蕎麦じゃなない)普通のお蕎麦屋さんのような店構え。店に入るとふんわりそば汁のいい匂いが漂う。店の中は立ち喰い用のカウンターのみ。カウンターはどっしりしていていい感じ。カウンターの下に荷物を置くスペースがあるけど、普通のお店なら申し訳程度の空間なのがここは広くて使いやすい。

 

券売機でかき揚げそば(430円)の食券を買って店のひとに注文する。注文してから作っているようで配膳まで若干時間がかかる。湯で置きじゃないのが嬉しい。

 

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お汁の色は普通。麺は若干細め。具はかき揚げとネギ。

 最初にお汁を一口。うん、美味しい。カツオのだしが効いている。甘みよりも辛さを感じるタイプかな。でもドギツイ感じじゃないししっかりしている。次にそばをたぐる。程よいか硬さ。良いそばです。優しいお汁の味が細いそばに合う。
 かき揚げの具は人参と玉ねぎ。ころもは薄くて柔らかいけど時間がたっても崩れるタイプじゃない。野菜がしゃきしゃきして美味しいです。
 今回も無事完食。ごちそうさまでした。

時効について

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国民年金の延滞金が4億7000万円。そのうち1億7000万円が時効で回収できないとのこと。普段のコミュニケーションにおいて冗談で時効という言葉を持ち出すことはあるけれどそれが1億7000万円の実害につながると冗談で済まない。

 

なぜ時効という法律が存在するのか

 時効によって過失が正当化される。加害者が逃げ切って被害者が損する。なぜこのような不人情な法律があるのかWikiやYahoo知恵袋で調べたところ私の解釈だと以下らしい。

時効 - Wikipedia

  • 過失があっても一定期間権利を請求されないとその状態が前提で新しい事実が形成されていく。つまりその過失自体が後付け的に正当化される。
  • たとえ正当な権利者であったとしても、一定の期間、その権利を行使・維持するために必要な措置を採らなかった者を保護する必要はないというペナルティ的な考え方。
  • 長期間が経過した後にはそれを立証するのが困難になるため。

 

時効の本質について

 時効について丸山真男は恩師の言葉からこのように考察する。

いま考えてみると、請求する行為によって時効を中断しない限り、たんに自分は債権者であるという位置に安住していると、ついには債権を喪失するというロジックのなかには、一民法の法理にとどまらないきわめて重大な意味がひそんでいるように思われます。

(中略)私たちの社会が自由だ自由だといって、自由であることを祝福している間に、いつの間にかその自由の実質はカラッポになっていないとも限らない。自由は置き物のようにそこにあるのでなく、現実の行使によってだけ守られる、いいかえれば日々自由になろうとすることによって、はじめて自由でありうるということなのです。

日本の思想 丸山真男

自分の立場に立場に甘んじて権利を行使しないとそれが形骸化する。行使して初めて権利が維持される。だから自分の権利を守るために努力するべきという考え方が時効を正当化する。これは説得力がある。

 

時効の効力を断ち切るにはどうすればいいのか

 私たちの社会は善悪の基準が曖昧なためその判断が困難である。これはひとえに人それぞれで善の認識が異なるからだけど権利を主張しない限り自分の善を通すことができない。人から押し付けられた善と自分の善が違うと感じたら自分の権利を見つめ直してみる。正当性があるならば自分の権利を主張するべきだと思う。

週末に台風がやってくる

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週明けに大型で強い台風がくる。月曜日に本土直撃。一週間のうち月曜日の出勤が一番つらい。休み明けの仕事は今一つ気が乗らない。そんなときに台風がくると心がくじけそうになる。

  私の感覚だと10月にくる台風は季節外れという感じなのだが本当にそうなのか?気象庁のデータを調べてみた。

www.data.jma.go.jp

ざっくり見ると1年間で8、9月の台風の発生数が一番多く10月になると若干下がる。約60年前の1951-1960年の10月に発生した台風の数は38。一方直近の2005-1016年の10月に発生した数は40。間の10年単位の発生数も見たけど発生数はほとんど40前後。昔から10月の台風の発生数はあまり変わらないのね
 近年、気温が急に暑くなったり寒くなったりして天候の変化が激しい。この間まで過ごし易い秋だと思っていたのがすぐに冷え込んで冬の到来を感じる。個人的には異常気象だと思っていたので10月の台風到来もその一環だと思っていたけど統計的にはそうではないらしい。でもやっぱり最近の寒暖の変化は異常だよね。