ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

生きていてもいいかしら日記

 昔から本が好きでね。本と相性がいいことを生かして、暇な時間にビジネス書ばかり読んでたら、だんだんプライベートの時間も仕事してるようで気がして滅入ってきた。休日なのに。

 そんな訳で最近、ビジネス書は放り出して、Webの評判などから面白そうな本を探して、片っ端から図書館から借りてきて読んでいる。

 北大路公子の「生きていてもいいかしら日記」も、その一つ。

私は小ぶり感が強い(小柄というのとちょっと違う。特に体脂肪率が小柄の域でない) 

この一言だけで、著者のセンスの良さがうかがえる。自虐的な表現だけど、なぜかサッパリしている。

 お相撲さんの乳首が気になったり、洗面所をきれいに使えないのを お母さんのせいにして気まずくなったり。下らない観察眼と、下品さと、エラそーで、言い訳がましい。そんな人間臭さにクスっと笑える。

 でもこんな風に書けるのは、自分の良いところも、悪いところも含めて、自分全部を好きになれてるからだと思う。そして、それが大人になるってことなんじゃなかろうか。