ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

職場の人の相談事について

 たまに職場でどうでもいいことを指示・相談する人がいる。大抵、仕事で使った機材を整理しろだの、書類の書き方を統一しろだの、大切ではあるんだけど何故今なんだ?というような場合がある。おそらくその人は相談したいのじゃなくて人とのつながりを実感したいのだと思う。

 人は嫌なことがあると自分に自信が持てなくなったり孤独を感じたりすると思う。そんなときに人に相談することで自信を取り戻そうとするのじゃなかろうか。もし相談内容について他者に同意が得られればその考えは「普遍的」であると考えられる。そうすると自分の考え方、思想を承認することができる。その結果、自分に自信を取り戻す。そういうことじゃないだかろうか。

 一方、仕事においてはその「普遍的」なものの絶対的基準というものが不明確な場合が多い。基本的に仕事はみんなで力を合わせて1つの大きな成果を成し遂げていくという考えを前提に進めるものだけど、言いたいが言えない雰囲気だったり多様的な思想を認めない場合がある。本来なら言いたいことをいって多様性を認めてなるべく多くの人が納得のいくアイデアを出すのが「普遍的」なのにそうならない。
 実際は(少なくとも普段の仕事において)「普遍的」なアイデアなんてものは存在しない。普遍的であるという判断はそのときに説明する人の説明の上手さやステータス、聞く人の思考パターンなどに依存している。やっかいだと思う。