ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

月曜日はパンツのゴムを引き締めて

 休み明けの月曜日いつもながら仕事の調子が上がらない。いきなりアクセルを限界まで踏み込めない。というか踏み込んでもなかなか最高速度に達しない。先週のノリノリの状態にならない。そうやって無理してあがいているうちに月曜日が無為に過ぎていく。
 少し前のネットの記事でこんなことが書いてあった。
 ストレスから心筋梗塞や自殺などの事故が特に月曜日の午前に起きやすいことがさまざまな研究で明らかになっているそう。このような直接的な障害は私はピンとこないけど毎週月曜日に感じるもどかしさは同じ根っこであるように思う。このような月曜日ストレス上昇説は大学の教授が提唱していたりネット上喧伝されているため私だけの現象でなかったのだと思ってしまう。
 おそらく私の場合、休日はリラックスして緊張がほどけている。一方、平日は火曜日あたりから調子が上がって水曜、木曜がフル回転、金曜日はちょっと疲れてペースダウン。一方調子が上がった状態はほどよい緊張やストレスが必要になる。だから休日でリラックスして緊張がほどけてユルユルになった月曜日はいつもの力が出なくてそのギャップに苦しむ。そんな感じじゃなかろうか。以前はサザエさんが始まるとブルーになったけど、それはそもそも月曜日に調子が取り戻せないないことに対するギャップが起因しているのかもしれない。
 なんでこんなことを整理したかというと先日の月曜の朝ラッシュに揉まれながらこの状況を例える適切な表現を思い付いたから。
 それは月曜日の私はゴムの延びきったパンツを履いて出掛けているのようなものだということ。ゴムが緩んだぱんつを履いて歩いたりいきなり走り出すからパンツがずりおちてくる。強引に走り続ければパンツが落ちてきてけっきょく余計な仕事が増えて負担が増す。全力ダッシュ中にパンツが落ちないように必死に腿上げするけど結局対処療法で本質的な解決に至らない。
 だからいったんパンツのゴムを引き締めてから調子をあげていく。月曜日はパンツのゴムのメンテナンス日。 緩みきったゴムで調子のいいときのように仕事を回そうとしても回るわけがない。
 仕事はそんなに楽しいことばかりじゃないけど、どうせやるなら後ろ向きじゃなくて仕事のなかで充実感を感じたいじゃないですか。だからうまく仕事と付き合っていく方法を考えることが大切と思う。