ITサービスの提案資料について
今ITサービスの提案資料を立て続けに作っている。ただしこれは説明する人によって説明するポイントが変わってくる。
私のような元開発者だとどうしても開発の立場からシステムの詳細な構成を説明したくなる。どうしても目的を達成するためのシステム的な実現手段に穴が無いことにプライオリティを置いて作成してしまう。
けれどこれは利用者になにも意味がない。利用者にとってシステムの詳細な構成などどうでもいい。彼らにとって大切なのはサービスを実現するための手段ではなくてどれだけ楽できるかである。だから、(本来の品質向上とか効率化という目的を達成するのは前提として)彼らの利便性を考慮していかに作業の負担が少ないサービスであるか提案する必要がある。
だけどこれが経営層に近くなると変わってくる。経営者にとって詳細の説明は不要であることは言うまでもなく、シンプルで理解し易い課題解決方法と投資効果。それだけである。
大切なのは提案先が誰であれ相手の立場に合わせて説明するレベルを調整すること。大変だけどそれゆえにばっちりはまれば面白いと思う。