予測できない地震があるとうこと
気象庁が地震発生の可能性を評価する基準を見直したとこのこと。
従来はどのように地震発生を予測していたのか
大地震は大陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込んで限界に達すると一気にずれ動いて発生すると考えられている。そのプレート境界がゆっくりと動く「プレスリップ」の現象を「ひずみ計」と呼ばれる地盤のわずかな変動をとらえる観測機器でとらえることができれば地震が予測できるとされていた。
地震が予測できない
ところが阪神・淡路大震災や東日本大震災では「プレスリップ」のようなはっきりとした地殻変動を観察することができなかった。つまり突発的に発生する地震は予測できないことが証明されてしまった。だから今回改めて地震発生の可能性の評価基準を見直す経緯に至る。
何をもって地震を予測するのか
じゃあなにをもって地震を予測するのか。まず「異常な現象」が観測されたときに専門家による評価検討会が開催され(一次)、さらに大地震が発生すると予測される場合は発表する(二次)としている。この「異常な現象」とは
1なら地震が発生したときは専門家でなくともヤバいと感じるだろう。2は突発型地震は予測できないことが証明されている、3に至ってはもはや基準がない。つまり従来とあまり変わっていないということ。
今回の発表はなにがしたかったのか
限定的で従来との違いがそれほどない「異常な現象」の定義はあまり意味がないと思う。それよりも
そんなところじゃなかろうか。