ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

生産性を考えてお金を使う

 仕事で生産性を意識するようになって少しずつ変わってきた気がする。例えば完璧な仕事を100%とすれば80%はすぐに到達するけどあとの20%を達成するのは倍以上の時間がかかる。80%の成果をだすのに1時間としたら100%で2時間かかる。
 生産性=成果物/リソース だから前者は80%を1時間で生産するのに対し後者だと同じ80%分を仕上げるのに1.6時間使う計算になる。だから生産性に着目すれば80%の出来を目指すようになる。実際80%の出来でも人はそれほど気にしない。むしろ早く仕上がったと思って喜んでくれる場合さえある。
 不思議なことに成果物が大雑把で良いと考えれば仕事が捗る。今まではいきなり100%を目指そうとして調査時間や検討に時間をかけすぎて着手が遅れる。さらに完璧にしなければいけないと心理的な負担が仕事に着手することを阻害していた。
 ところが大雑把でいいと自己了解すると不安を払拭しあっさり仕事に手を付けることができる。不思議。
 生産性を意識することの他のメリットとしてブロガーちきりんは、

生産性を意識すると、人生の希少資源である時間やお金を、自分が本当に手に入れたいモノだけのために使えるようになります。みんなが当たり前のように持っているものでも、世間的にスゴイ、スバラシイと言われるものでも、自分にとってそこまで大事じゃなければ、貴重な時間やお金を投入するのを止められるようになるのです。

自分の時間を取りもどそう [著]ちきりん

これも今日実感することができた。
 一つ目はいつもは余分に20分かけて遠くのディスカウントスーパーまでワインを買いにいってた。近くの酒屋だと同じものが200円たかい。でも私の残業代が時給1200円とすると20分で400円かせげる。つまり、20分かけて遠い店までワインを買うより20分残業するほうが400円ー200円儲けが多い。あるいは200円で20分捻出できると考えても良いかもしれない。
 二つ目は人から頼まれた仕事を80%で仕上げて余剰の時間を自分が申し込んだ教育講座の自習に時間を当てることができた。私にとって教育のほうが大切なため生産性を意識した結果大切なものにうまく余剰時間を当てることができた。
 生産性を意識すると自分のためにお金を使えるようになる。自分のために時間を使えるようになる。そう実感しました。