ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

いつも時間がない

 いつも時間がない。仕事の時間もプライベートの時間もしかり。仕事を早めに切り上げて家に帰ってみるもののネットに没頭していつのまにか就寝の時間になっている。じゃあその間何か生産的なことをしていたかというとそうでもない。
 仕事の場合、時間を稼ぐ方法は2つある。一つは成果物の品質を落とす、というと語弊があるけど中間報告の成果物の品質は40~60%くらいでとどめておき最終的に100%に仕上げる。そんな風に仕事を進めている人が多いのじゃないだろうか。もう一つは生産性をあげること。 
 人によって仕事とプライベートどちらを大切にして時間を割くか意見が分かれるところだけど両方に共通するのはいかに無駄な時間を減らすかということになる。無駄な時間の可視化はちきりんの説明が判り易い。

 一方、時間が増えることを目で確認するには、さらなる工夫が必要です。たとえば会社の近くに引っ越して、片道1時間の通勤時間が30分になれば、1カ月で30分x2(往復)x5(平日数)x4(週)=20時間もの時間が自由になります。
 毎月20時間も自由時間が増えたら、好きな本や映画、ゲームに没頭したり、家族と出かけたり、もしくは、累積した家事を一気に片づけたりと相当のことができるはずです。*1

私も1カ月に20時間自由になる時間が増えるなら喜んで家賃+1万円でも良しとするだろう。とにかく私たちは使える時間が1日あたり24時間と限られている。

 ちきりんによると今後超高生産性社会の時代がくる。その世界は生産性を高める技術やサービスが充実してそれを利用して生産性を高める工夫をしてきた人だけが仕事を短時間で終わらせて自分のために使う時間を増やす生き方ができるようになるという。超高生産性の時代がくるのはまだまだ先の話かもしれないけど少なくとも希少資源である時間を大切にして無駄な浪費を抑え活用しようというちきりんの主張は納得できる。

 

*1:自分の時間を取り戻そう ちきりん