ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

英訳で使う It is 形容詞 to do ~ について

 最近たまに海外向けのメールの英訳をすることがある。あまり時間をかけられないのでざっくりと英訳して人に渡すのだけど訳していると

 It is easy to understand ~ 

みたいな訳し方をすることがある。「~は理解しやすい」という意味だけど昔からこの文型は覚えやすいというか相性が良くて英訳でも使うことが多い。なぜかと考えると日本語は主語がないからだと思う。
 英文法から推し量るにおそらくネイティブはコミニュケーションにおいて I think ~ とか The dog is running などのように明確な主語を立てるのだろう。一方、日本人はコミュニケーションで主語を省略する傾向にある。自然英訳対象の和文も主語を省略することが多くなる。そうなると主語を使わない言語を主語を使う言語に翻訳するため英文をどう組み立るか悩む。上記文型は(文法的には主語はIt もしくは to understand ~なんだけど)「誰が」という主語をあいまいにした和文の体裁を崩さずに英訳できる。つまり英訳が楽になる。だから使っているのだと思う。