ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

思いついたことを言ってしまう

 久しぶりにやってしまった。私は思いついたことが言いたくて我慢できない時がある。その原動力は良いアイデアだからみんなに知って欲しいという気持ちもあるし、全然発言できない自分の不甲斐なさを挽回する意味もある。

 今日の打ち合わせの主題はこの先縮小する仕事に対してどんな対策があるか?というものだった。しかし私は主催者がまとめてきた資料をどう修正したらいいかという案を出してしまった。
 これは打ち合わせの趣旨からはずれているといこともあるが私の組織では中心となってまとめている人に負担をかけないという暗黙の前提がある。もしくは出してきた案を容易に否定してはいけないとう前提かもしれない。
 なんとなく感じることだけど、まとめてきた人の案は組織のために考えてきた無償の奉仕でありそれにケチをつけることは許されない、という雰囲気がある気がする。だからなるべくまとめる人に土をつけずにどうやりくりするか。そこを前提に打ち合わせは運ばれていく。それが善とされる。
 それは会議を潤滑に進めるうえで大切なことなのだろう。だから(たとえそれが組織の存続を改善する案だとしても考えてきた人に負担をかける内容であったら不善とみなされるような)私のコメントに対してかさず周りからフォローが入った。おそらく私はやりすぎたんだろう。相手の面子をつぶさないように自分のアイデアを通していく。そういった難しさを感じる。