ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

上村松園 ―美人画の精華― 山種美術館

 先日都内にある山種美術館の企画展に行ってきました。

【企画展】上村松園 ―美人画の精華― - 山種美術館

「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」と語り、生涯を通じて女性たちの姿を描き続けた上村松園 (1875-1949)。 (山種美術館の紹介より)

上村松園以外にも山種美術館で所蔵する女性をモチーフにした作品を出展。
 入館したのが閉館時間の1.5時間前だったけどこじんまりしたフロアに作品がまとまっていたことと人がそれほど多くなかったため1時間くらいでサックリ回れました。来館者は女性が多かったけど鑑賞する女性からため息が聞こえてきそうな作品ばかり。なかなか良かったと思います。
 普段はもっぱら西洋絵画の展示会に行くことが多いけど女性をモチーフとした絵画を見るのは嫌いじゃない。むしろ私の場合絵画に描かれた女性は150~200%増しの好感度UPです(何に対して?)
 そんな中で私が見つけたお気に入りは森田曠平の「出雲阿国」。

森田曠平 出雲阿国 - Google 検索

森田曠平の描く女性はどこか遠くを見た切れ長の目が色っぽくて、無機質で中性的な雰囲気があり、顔の輪郭が独特で、仕草にカッコよさがある。とても魅力的。 この作品に一目ぼれしたので図書館で版画集を予約してしまった。

森田曠平の展示会どこかの美術館でやってくれないかな。。。