EX_MACHINA(エクス マキナ)
イギリスのSFスリラー映画。
序盤のあらすじ
巨大IT企業に勤める主人公ケイレブは社内の重要なプロジェクトに応募して選抜される。プロジェクトは人里離れた携帯も繋がらない別荘で一週間実施されるが、社長ネイサンから直々に下った指示は開発したAIのチューリングテストであった。
チューリングテストとは人間とAIが会話し人間がAIと人間を区別できなかった場合にAIはテストに合格するというもの。
チューリング・テスト - Wikipedia
ケイレブのテストの対象はAIを搭載した女性型アンドロイド「エヴァ」。ネイサンによるカメラの監視下で二人の会話をベースとした実験は順調に進むがケイレブはエヴァとの会話を通しながら彼女の女性らしい部分に惹かれていく。
そんなテストを繰り返す中、急に別荘が停電しカメラによる監視のがとかれた一瞬、ケイレブはエヴァからネイサンを信用するなと警告を受ける。真実が判らないケイレブはエヴァを信用するあまり不可解なネイサンの行動に次第に疑問をおぼえていく。
見どころ
私が思う見どころは2つ。
1つ目は視聴者から観て何が真実なのか、だれが正しいいのか判らないため謎解き的要素があって面白い。純粋にスリラーとして観れる。
2つ目はAIに人権を求めるか?という話。話の途中でエヴァは私が実験をクリアしなかたららどうなるかと質問した(もちろんクリアしない場合はエヴァは失敗作として停止だけど)がケイレブは回答できなかった。
私たちの社会にAIが入り込んだときに彼らはとても重要な地位につくのかもしれない。そうなるとそのとき私たちは彼らにどのような態度をとるべきだろうか。人間と同等の思考を持つ主観的経験を持つものは人間と呼べないのか?もしくは新たな種として認めることができないのか。今のAIの研究や実用化のニュースをみるといずれは考える必要があるかもしれない。