ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

新しい職場に異動して4カ月が過ぎました

 4カ月程前から職場を異動して新しい部署で仕事をしているけどやっと人間関係がこなれてきた気がする。気楽に冗談を言ったり気兼ねなく相談できたり以前より私に対する仕事仲間の親密度が増したような気がする。

 話が変わるけど遺伝子の研究をしている人の本を読んでいる。ゲノムという場所には人間を作る「レシピ」が書かれているらしい。「レシピ」には体を作る材料や調理器具である「タンパク質」の作り方やそのタンパク質を"いつ"、"どこで"、"どういった場合に"、"どれだけ作るのか"制御する手順が書いてあるらしい。
 それらの「レシピ」は生まれた時に全て公開されているわけではなく、人がいろいろな経験をする中で都度新たなレシピとして紐解かれる場合もある。例えば「怪我をした部分を再生する」とか「ある経験をした時に脳の働きを変化させる」といった外からの刺激、つまり「経験」に応じて始まるものもある。
 こういった変化は生まれる前から生涯を通じて生を終えるまでつづくらしい。だから、遺伝子はできあがりの形を指定している「設計図」でなく状況に応じて変化を引き起こす手順を書いた「レシピ」であると筆者は述べている。
 それが本当なら私も生まれてから数十年も生きているけるけど今だに新しいレシピが私の体の中で公開されているということになる。

 職場の話に戻るけど新しい職場に移って良い刺激をもらっている。人間関係がこなれてきたというのも、新しい「経験」が私の中の「レシピ」を引き出しているからかもしれない。そう思うと新しい職場で働くのが楽しくなってくる。