ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

最近英訳が楽しい

 最近自社で開発しているITシステムの紹介ビデオを編集しています。日本語版がすでにあって吹き出し英訳するんだけどなかなか面白い。

 最初に断っておくと私の英語知識はは中学から高校レベルでTOEICのscoreも700くらいです。なので英語に堪能な人から見たら問題のある表現をしているかもしれません。だけど英訳がとても楽しいので私的になぜ楽しいのか整理したというのが今回の話です。

 

 例えば、ブラウザのブックマーク機能のメリットを紹介する以下の文があるとする。

ブックマークによりHPを探す手間が無くなる

ここで辞書で調べた単語を直接引き当てると不自然な英文になる。試しにGoogleの自動翻訳サービスにかけると以下のようになったりする。

It takes time to search HP by bookmark.

日本語特有の主語がない文のため仮主語 it を使ったりしているけど明らかに間違った訳になる。これではブックマークを使うと時間がかかる、みたいな表現。これはたまたまワーストケースかもしれないけど、場合によっては日本語と訳が一致していて文法も問題ないけど、そもそもネイティブはこんな説明の仕方をするだろうか?みないたのものある。

 ここからが英訳が面白くなるのだけど日本文を直訳してもだいたいダメな気がする。そんなときに日本文の本質を捉えたり抽象化することから始める。それが見えてきてから英文を作るのが楽しい。
 例文で説明するとそもそも「探す手間」ってどんなこと?と考える。ブックマークを用意しなかった場合に目的のHPにたどり着くには、HPを検索できるようなキーワードの見当をつけたり、グーグルでキーワード検索する操作が必要だけど、そういった手間が無くなる、と言いたいのだと仮定する。ならば以下のように日本文を置き換える。

ブックマークによりどこのHPを見ればすぐに明示されるためHPを検索する操作が不要となる

これをうまく英訳できればいいけど、私はそれほどの英語のボキャブラリーや文章力がないため、もう少し抽象化したり別の表現で言い換えて英文で表現する。

The bookmark gives you  where to see and helps your operation 

こんな感じで簡素な単語や文法で説明したいことを表現できる。この言いたいことの本質を見つけて自分の表現できる範囲で英訳するという作業が(私的には)①英語を使いこなしているという気持ちと①言いたいことをすっきり説明できたという気持ちになって非常に楽しい。