ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

言葉だけの会話はぎこちない

 事務所に戻ったらAさんが事務所のメンバとおしゃべりしていて私のことに言及していたのが耳に入った。それとなく尋ねてみるとAさんが担当するITシステムを海外に紹介する際の英訳のチェックを私に分担することについてらしい。
 Aさんは「私英語がからきしダメだから」、「Bマネージャーから「Aは英語ができない」と言われてるからC君(私のこと)にお願いするよ」と私に話を振ってきた。
 私はAさんにそんなこと言ってほしくなかった。(おそらくこれは私の思考の癖が多分に反映されているからだろうけど)英語に苦手意識を持ってへりくだってほしくなかった。だからAさんとの会話の内容とBマネージャーが発信したメールの事実から、「そんなことないよBマネージャーはうちの部署で受けられないといってるだけでAさんが英語ができないと言ってないよ」と答えた。
 おそらく表面的な言葉のやりとりからすれば問題ない会話だと思う。だけどその時の相手の反応から会話にぎこちなさを感じた。
 後から考えたら、おそらくAさんは(2割くらいは自虐的な意味もあったかもしれないけど)私に仕事を気持ちよく分担してもらえるようにわざと自分をへりくだって言ってくれたんだろう。それを察することができればもう少しましな会話ができたのに。
 コミュニケーションは難しい。言葉だけ追ってしまうとどうしても会話がぎこちなくなってしまう。