ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

お客様の話が聞けるようになった

 昨日発生したITシステムの障害を回収。障害の暫定対策をお客様に確認してもらいOKを頂いた。

 私としては暫定策でしばらく様子を見て問題が発生しなければ恒久対策を適用しようと計画していたが、お客様の意向はすぐに恒久対策を適用すること。いづれやることになるためさっさと恒久対策が安定稼働するか確認したいのが理由。

 よく理解できたのでその通りにした。以前だったら自分が事前に考えたことと違うことを言われたらパニックになっていた。今は会話の途中で方針を修正できている。

 なぜできるようになったかと考えると以前に比べてお客様の話を聞けるようになったからだと思う。

  • 人とのコミニュケーションに緊張する度合いが低くなった。その結果、お客様が何を言っているか理解することができるようになった。
  • 以前は自分が検討した結果が絶対だから問題ないと思っていたが反論にされパニックになっていた。
  • お客様の都合を理解できるようになった。

人間はあらゆる思い込みによって生きている。その思い込み、つまり価値観は人によって違う。その相対的な価値観を絶対だと思い込むことによって人は不自由になる。外側の価値観に自分の判断を委ねてしまうからだ。この意味では、イスラム過激派も自由民主主義も、同じことだ。自分で考えることをしない人の不自由は、まったく同じなんだ。人は、思い込むことで自分で自分を不自由にする。それ以外に自分の自由を制限するものなんて、この宇宙には、存在しない。

14歳からの哲学 池田 晶子

 確かに実感した。