ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

感情を無視すると自分が苦労する

 私が関わっていたITシステムの引継ぎ作業が延長されました。担当マネージャーによると開発納期が8/Eに延伸したため私の担当する作業が再発生するとのこと。いつまでも引継ぎ作業が終わらないなぁ、と思いつつ承諾。

 会話中マネージャーがすまなそうな顔をしているのでなんでだろ?と考えてみた。そうしたら当初7/Eが開発納期なので私の作業も7/Eまでに完成するように煽られていたのでした。けれど8月に入ったとたんに納期が1カ月延伸となった。明らかに納期が遅れることが分かっていたのに黙っていたってどういうこと?それに気づいたのは帰宅してから。やはり私は理解が遅れてやってくる。

 納期が遅れがちなのは薄々判っていたため私は機械的に承諾してしまったけど、本来なら怒っても良かったところ。でも、そもそも『理解が遅れてやってくる』から怒りようがないんだよね。

 だとすると『理解が遅れてやってくる』状態にならないようにすればどうすれば良いか。理解に必要な前提の情報は全てそろっていたから問題ない。他の理由を考えてみると、

  1. リアルタイムの会話内容にフォーカスし解決しようとするあまり前提情報を加味した検討が漏れている。つまり考えるスコープが狭い。
  2. 1つめに関係するけど何故今回のような問題が発生したのか根本的な原因を見つけようとしていない。
  3. 自分が困っている。という感情が欠落(感情を無視)している。

 3つ目かな。私の感情を無視しているから当然の帰結として私が承諾(つまり、我慢)すれば事態は解決する(つまり、1や2の検討は必要がない)となってしまう。やれやれ。