一般化は思考停止の始まりか
今日、グループ内で打ち合わせをしている時に、私の思考のクセについて、思いあたることがあったのでメモ。
私の場合、物事をとらえるときに、どうも一般化してとらえてしまうようです。確かに、一般化は理解を容易にする効果があるため、難しい問題を扱うときに有効なのです。しかし、時として課題の解決を膠着状態にしてしまう場合があります。
例えば、私はWebアプリケーションを開発しているので、そこで発生する課題を例に説明すると、
ソフトウェアのバグが出る。
これが一般的な課題です。こうなってしまうと、"開発段階でレビューをしっかりやる"とか"テストをしっかりやる"といった、一般的な解決策しか出てこないのです。つまり、じゃあ、具体的にどうすれば良いの?という結論が、いっこうに出てこないのです。
そこで、課題の状況をもう一段階落としこんでみるのです。例えば、バグがでるにしても、
リリース前のテストの段階でバグが出る
リリース後にバグが出る
こうなると、課題がより具体的になって、どこに手を打てば良いか考えやすくなりますよね。このように、状況を一段階絞り込むことで、具体的なイメージが湧いてきました。そして、どちらを課題に設定するかで解決策も変わってくるはずです。
(話がちょっとだけそれますが、私は"世の中には何か普遍的なものが何かある"とか"全てを解決する方程式のようなものがある"と考えるクセがあって、それが一般化の考えに拍車をかけているのかもしれません。)
なので、解決策に行き詰ったら、まずは、以下の手順で振り返ってみると良いかもしれません。
- 課題が一般化しすぎて(漠然として)いないか
- 一般化しすぎていたら、課題の状況を思い出してみる
- 状況の中から、課題を具体化するものを定義する