ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

気が進まない仕事について

 気が進まない仕事がやってくると途端に生産性が落ちる。ちょっと仕事が一区切りつくたびにネットをチェックしたりお茶を汲みにいったりトイレにいってしまう。傍からみると落ち着かない奴と思われているかもしれない。ブロガーちきりんも、

 これはとても不思議なメカニズムなのですが、私たちはやイヤなこと、気の向かないことでも、ダラダラやっているとなんとかやり過ごすことができます。ところが生産性を上げて向き合うと、嫌いなことはすぐにたえられなくなるのです。

自分の時間を取り戻そう [著]ちきりん

嫌いな仕事をダラダラやって終わらせる習性があるのは同意。けれど世の中気が進まない仕事ばかりだから簡単に切るわけにはいかない気がする。引くも地獄、行くも地獄ならせめて生産性を上げて早めに仕事を終わらせて自分の時間を作るようにしている。

 

かしわや 鹿島田

 南武線鹿島田駅の隣にある立ち喰い蕎麦屋「かしわや」に行ってきた。武蔵小杉や武蔵新城でも同名の立ち食い蕎麦屋があるのでおそらく南武線沿線を中心としたローカルなチェーン店ぽい。店内は着座する椅子があるので正確には"立ち喰い"じゃないけど、リーズナブルでお味よりも配膳するスピードに価値観を置くと思われる蕎麦屋は個人的に"立ち食い"に分類している。その限られたリソース(食材、時間)でいかに最大の価値(お味、ひいてはお客さんの満足度)を引き出すかが立ち喰い蕎麦の醍醐味じゃなかろうか。

f:id:halfday:20171010190441p:plain

券売機はないため口頭でかき揚げ蕎麦(400円)を注文。配膳されたときに清算します。そばをゆでる作業を見ると注文受けたら湯煎中のカゴからそばを取り出していた。これがいわゆる湯で置きというやつだろう。

 

f:id:halfday:20171010190522p:plain

お汁の色は薄目。そばの太さは普通。具はかき揚げとネギ。
 最初にお汁を一口。カツオの出汁が効いている。ちょっと甘めかな。次にそばをたぐる。硬さはほどほどでえぐみはない。お汁にパンチはないけどそばの無個性な部分と相性が良くなりそれなりになじんでいる。
 かき揚げはすぐにお汁が染み込んで柔らかくなるタイプ。具は桜エビ、ニンジン、玉ねぎ、春菊(?)。ころもが薄いため具材が前面にでて食べ応えがあるし若干ヘルシーな気持ちになる。
 今回も無事完食。ごちそうさまでした。

すべての仕事をやる必要はない

 全ての仕事に対して高品質な成果物をアウトプットしようとする。例えば重要度の低いメールの回答や報告書の作成に1時間かけるとかありえないことをやってしまう。そういった無駄な時間が積み重なって自分の大切なものに時間を避けなくなる。
 ブロガーちきりんによるとそれはとても生産性の低いことだという。

 ここで説明しているのは、人間の思考パターンを利用した「生産性の上げ方」です。「すべての仕事をやる必要はない」「どうしてもやならいといけないこと以外はやらない」と決めることで、「それはどれか?」という優先順位を考える発想が強制的に生み出せ、かつ、「最初に、もっと重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。それはとても当たり前のことなのに、最初から「すべてをやろう」と考えていると、なかなか実践できないことなのです。 *1

 問い合わせや依頼があっても反射的にそれを受けない。まずそれをやらないで済む方法を検討する。受け入れる受け入れないとう判断でなく代替え手段を考えるという工夫をする。
 そうなるためにはまず、「すべてをやる必要はない」と自分に断言することで大幅に生産性をあげることができるという。どんな仕事でも重要で価値の高い仕事と、それほど価値のの高くない仕事にわけられる。価値の高い仕事は難易度が高くてすぐにできるものじゃない。一方、価値の低い仕事はやればすぐに終わる。すぐに終わる仕事はミスやリスクが低いためついついやってしまう。さらにそんな仕事の完成度を上げるために時間をかけると価値の高い仕事に回す時間が無くなってしまうのは当たり前。だからちきりんは

「すべの仕事をやる必要なんてまったくない。重要な仕事だけ終わればいいんだ」と思っていると、難しくても重要な仕事に最初に手をつけることができます。 *2

と考えれば良いという。割り切り方がすごい。でもこの思考の結果生み出された余剰時間が自分を充実した生活に導くのだと思う。明日から仕事だけど自分もこれを試してみよう。

*1:自分の時間を取り戻そう [著] ちきりん

*2:自分の時間を取り戻そう [著] ちきりん

イタリア料理 B-gill

 今日は静岡県伊東市にある池田美術館に行ってきました。個人が収集した絵画等を展示しているけど印象派の絵も多数あり。印象派好きの私は最近までこの美術館の存在を知らず。リゾート地によくあるミニ博物館と異なりそれなりに本格的な美術館でした。印象派好きなら伊東観光のついでによってもいいかも。昼過ぎに入館したけどお客さんもほとんどいなくてほぼ貸し切り状態。ホクホク。池田美術館は伊東駅からバスで30分くらい。周辺は大室山や一碧湖など見どころが多いけど徒歩で回るのはきついため車で行くと便利だと思う。

 入館する前にランチでよったのが美術館の前にあるイタリア料理店 B-gill。私はお魚のアクアパッツァ(1500円)を注文。ここは地元の食材を利用しているのが売りらしい。楽しみ。 

 

f:id:halfday:20171008210625p:plain

まずオードブルがやってくる。どれも美味しかったけど。レタスにかかっているドレッシングが秀逸。あと、手前のブロッコリーの横にあるのがカボチャなんだけど果物みたいな甘みがあってびっくり。美味しい。

 

f:id:halfday:20171008210710p:plain

メインディッシュがやってきました。主食はライスかバゲットを選べるけど私はバゲットを選択。バゲットは上手く焼けていてパリパリして美味しい。

 

f:id:halfday:20171008210650p:plain

こちらがメインデッシュのお魚のアクアパッツァ。店の人に聞いたらアクアパッツァとは煮込みの意味らしい。でもお魚の種類を聞き忘れた(汗。あと二種類の貝やオリーブ、トマトなど付け合わせ。
 最初に貝を一口。美味しい。煮込みだけあって味が良く染み込んでいます。魚は優しい味付けでこもも美味しかったです。最後にデザートのパンナコッタとコーヒーがやってきて終了。これで1500円はお得。
 美味しくてすべて完食。ごちそうさまでした。

 

名物立喰いそば ポンヌッフ

 本当はそば田 新橋店に行く予定だったけどあいにく改装工事中。仕方がないので信号渡った反対側にある名物立喰いそば ポンヌッフに行ってきた。以前から珍しい店名だと思っていたけどパリのセーヌ川に同じ名前の橋が架かっている。一方、こちらのお店はJR新橋駅の高架下。名前は同じでもずいぶんギャップがある。

 

f:id:halfday:20171007173038p:plain

外の券売機で食券を買って中でオーダーするしくみ。大盛も無料らしい。かき揚げそば(370円)の食券を買って店内のおばちゃんにかき揚げそばを注文する。

 

f:id:halfday:20171007174009p:plain

お汁は黒くて麺はちょっと太めかな。具はかき揚げ、ネギとワカメ。ワカメがついてくるのが嬉しい。
 最初にお汁を一口。カツオだしが効いている。でもちょっとしょっぱいかな。次にそばをたぐる。若干弾力があって嫌いじゃない。でもお汁にあまりになじんでいない。残念。
 かき揚げの具は桜エビ、人参、春菊かな。衣は柔らかいタイプだけどお汁が染み込んでも崩れることはありませんでした。箸で端をちぎって口に含むと桜エビの風味を感じる。懐かしい味がする。好き嫌いがあるだろうけど桜エビが入るとかき揚げがまったく別物になるから不思議。
 今回も無事完食。ごちそうさまでした。

働く時間を考える

 私の職場の女性はいつも自分は仕事が遅いとぼやいている。だけどそんなことはない。彼女は他の人以上に働き他の人以上に成果を上げている。会社で通常勤務をこなしたうえ帰宅後や休日は家庭の仕事をこなす。そんな環境では短時間で最大の成果を上げる工夫が必要となってくる。その結果彼女は他の人をしのぐ生産性を獲得している。
 ブロガーちきりんは生産性を高めるなら彼女のようなワーキングマザーの仕事のやり方を見習えという。

 本当は子供がいなくても、また共働きでなくても、同じことをすれば誰でも今よりよほど多くの余暇時間を確保できます。でも、ギリギリ切羽詰まったワーキングマザーでもない限り、それらを実行に移せる人は多くありません。生産性を上げなければと真剣に考えるのは「そうせざるをえなくなった人だけ」なのです。 *1

まさにそう思う。1日は24時間しかなくてそれ以上増やすことができない。仕事にせよ家庭にせよ趣味にせよ使える時間は限りがある。もしもっと自由になる時間を増やしたいと思うなら今の活動の生産性を高めるしかない。けどそれができない。(いつでも残業できるから)仕事の時間が足りないと感じない。さらに一般的に日本の会社は残業をする人ほど評価される。その結果、労働者は残業を前提にするから生産性が良くなるわけがない。

 ところが最近働き方改革なるものが耳に入るようになってきた。行政指導のため私の会社でも残業を今までより厳しく管理すると通知があったが最初は期待していなかった。ところが意外とこれが効いている。残業時間にふと周りを見回すと以前より人が少ない。実ははみんな残業なんてやりたくないのじゃなかろうか。そこに働き方改革なる大義名分ができて帰り易くなった。そんな感じかもしれない。
 働き方改革が少しでも個人の自由になる時間を増やしそれを自分や家庭のために使う。そして幸せを感じる。それがさらに生産性の向上の原動力になり残業が減っていく。そうやって人が少しずつ元気になっていければと思う。

*1:自分の時間を取り戻そう ちきりん

いつも時間がない

 いつも時間がない。仕事の時間もプライベートの時間もしかり。仕事を早めに切り上げて家に帰ってみるもののネットに没頭していつのまにか就寝の時間になっている。じゃあその間何か生産的なことをしていたかというとそうでもない。
 仕事の場合、時間を稼ぐ方法は2つある。一つは成果物の品質を落とす、というと語弊があるけど中間報告の成果物の品質は40~60%くらいでとどめておき最終的に100%に仕上げる。そんな風に仕事を進めている人が多いのじゃないだろうか。もう一つは生産性をあげること。 
 人によって仕事とプライベートどちらを大切にして時間を割くか意見が分かれるところだけど両方に共通するのはいかに無駄な時間を減らすかということになる。無駄な時間の可視化はちきりんの説明が判り易い。

 一方、時間が増えることを目で確認するには、さらなる工夫が必要です。たとえば会社の近くに引っ越して、片道1時間の通勤時間が30分になれば、1カ月で30分x2(往復)x5(平日数)x4(週)=20時間もの時間が自由になります。
 毎月20時間も自由時間が増えたら、好きな本や映画、ゲームに没頭したり、家族と出かけたり、もしくは、累積した家事を一気に片づけたりと相当のことができるはずです。*1

私も1カ月に20時間自由になる時間が増えるなら喜んで家賃+1万円でも良しとするだろう。とにかく私たちは使える時間が1日あたり24時間と限られている。

 ちきりんによると今後超高生産性社会の時代がくる。その世界は生産性を高める技術やサービスが充実してそれを利用して生産性を高める工夫をしてきた人だけが仕事を短時間で終わらせて自分のために使う時間を増やす生き方ができるようになるという。超高生産性の時代がくるのはまだまだ先の話かもしれないけど少なくとも希少資源である時間を大切にして無駄な浪費を抑え活用しようというちきりんの主張は納得できる。

 

*1:自分の時間を取り戻そう ちきりん