ポコあポコ

タイトルは学生時代に読んでいた小道迷子さんの競馬の4コマまんがから頂きました。登場するゆるくて憎めないキャラクターが良いです。

お客様の話が聞けるようになった

 昨日発生したITシステムの障害を回収。障害の暫定対策をお客様に確認してもらいOKを頂いた。

 私としては暫定策でしばらく様子を見て問題が発生しなければ恒久対策を適用しようと計画していたが、お客様の意向はすぐに恒久対策を適用すること。いづれやることになるためさっさと恒久対策が安定稼働するか確認したいのが理由。

 よく理解できたのでその通りにした。以前だったら自分が事前に考えたことと違うことを言われたらパニックになっていた。今は会話の途中で方針を修正できている。

 なぜできるようになったかと考えると以前に比べてお客様の話を聞けるようになったからだと思う。

  • 人とのコミニュケーションに緊張する度合いが低くなった。その結果、お客様が何を言っているか理解することができるようになった。
  • 以前は自分が検討した結果が絶対だから問題ないと思っていたが反論にされパニックになっていた。
  • お客様の都合を理解できるようになった。

人間はあらゆる思い込みによって生きている。その思い込み、つまり価値観は人によって違う。その相対的な価値観を絶対だと思い込むことによって人は不自由になる。外側の価値観に自分の判断を委ねてしまうからだ。この意味では、イスラム過激派も自由民主主義も、同じことだ。自分で考えることをしない人の不自由は、まったく同じなんだ。人は、思い込むことで自分で自分を不自由にする。それ以外に自分の自由を制限するものなんて、この宇宙には、存在しない。

14歳からの哲学 池田 晶子

 確かに実感した。

虹を見た

 以前の職場から私が担当していたITシステムに障害が発生したと連絡がきた。とりあえず対応できるのは私だけのため私が対応。もうすぐ引継ぎなのにこんなタイミングに障害が発生するとはついてない。

 原因らしきものを見つけて対策入れてお客様に確認を依頼。その結果、自分の仕事は遅れるし、予定していた打ち合わせも延期してもらった。ガックリ。

 最寄りのスーパーから自宅までの道をとぼとぼ歩いていたら、

 

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虹が出てた。珍しい。

夕方のほんの2~3分くらい。

救われた。

考えすぎて問題を複雑にしてしまう

 

 今日、急にマネージャーから

「社内版のサーバを構築するとしたらどのくらい時間がかかる?」

 と聞かれたけど、サーバという言葉だけだで以下の3種類が該当して一瞬混乱した。

 a) ITシステムを運用する【ハード】としてのサーバ

 b) 社内で運用する(つまり、社内向け)ITシステムの【ソフト】としてのサーバ

 c) 外のお客様に売るための(つまり、外販向け)ITシステムの【ソフト】としてのサーバ

 私の直観は(b)で正解も(b)だった。理論的に判断したとしても(b)で間違いないと思う。でも実際の会話で私が最初に挙げたのは(c)だった。

おそらく、 

  • 外販向けITシステムを売り出そうと力を入れているのに社内向けはないだろうという私の気持ちが強かった
  • 最近は外販向けにデモ環境を構築することが多かった

から(b)を無視して(c)を選択したのだと思う。しかしよくよくマネージャーに聞いてみると外販向けは完成度が低く実証実験ができないため社内版を採用する苦肉の策と判明。

 私の思考プロセスに問題はなさそうだけどそもそも前提が違っていた。もしくは考えすぎて問題を複雑にしてしまった。もう少し会話をスムーズにするなら、

  • 直観を信頼する
  • 相手の言いたいことにもう少し耳を傾ける
  • 「今更社内向けはないだろう」と伝えることで会話の精度を上げる

くらい出来れば良かった。

 

ジョギング再開しました

 以前ジョギングの延長でマラソンのレースにでていたけど練習量がはんぱない。休日に30kmを5~6時間かけて走るけれど途中で(この時間あったら本1冊読めてたよ、とか)だんだ後悔してくる。しばらく続けて自分はインドア派だと自覚したのでしてレースを辞めたのでした。

 それとは別にストレス解消の目的で会社の昼休みにジョギングを続けてたけど最近暑くなってきて走ったあとに汗がひかないためお休みしていた。そうしたら膝の裏が張ったり、肩がこりやすくなった。おそらく運動をやめて血行が悪くなったのが原因だと思う。

 なので金曜日の夕方、土曜日の朝と続けて軽く2kmくらいジョギングしたら調子が良くなってきた。マラソンの練習のようにやりすぎない程度なら続けてもいいね。

 

孤食の人 パーコー拉麺 万世拉麺・有楽町店

 とある用事を済ませたあとで有楽町にある万世拉麺にいってきた。

 毎年8/5(土)はパーコーの日。通常850円のパーコー拉麺が500円になるらしいと情報を得てやってきた。

 

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新橋駅前の有楽町ビルの地下1Fにある。表にある券売機でチケットを購入して入店。

 

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 10分くらいでやってきた。メインの具は厚み1cmくらいで表面を揚げた豚肉。付け合わせにホウレン草(?)、しなちく、ネギ。麺はやや太め。

 最初に1口スープを飲んだけど素朴な感じ。お肉は表面がカリカリして食感が良い一方、中はとろけるように美味しい。もし居酒屋メニューにこのお肉があったら500円くらい出していい気がする。

 

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 麺、野菜、肉、たまにスープとローテーションを回しながらお行儀よく食べ進めていたらお肉と麺が余ってしまった。もうちょっと野菜が多いとバランスが良いのに残念。私は食べるのが遅いため麺がどんどん伸びて増えてしまう。ちょっときつくなってきた。

 

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ラー油や胡椒で気分を変えつつなんとか完食。ごちそうさまでした。

相手のプライオリティを忖度して回答する

 私が開発に携わっていたITシステムのデータベースをお客様向けに準備するため不要なテストデータを削除したものを開発を依頼している会社に作ってもらいました。私の上司がその情報を聞いて私のところにやってきて新しいデータベースでテストする必要があるのではないか?と確認に来ました。ただし、データがクリアされてしまうと今まで積み重ねたテストデータを最初から作る必要があるため無駄な手間が発生してしまう。

 不要な(使っていない)データを削除しただけだから問題ないと判断したけど、とっさに口から出た回答は

 a)「問題ない」ではなく、

 b)「折角データベースに入力したテストデータが使えなくなるからテストはやらないほうが良い」でした。

 上司は後でテストモレが発覚して問題になるのを気にして確認したのに、なぜ本質を外した回答をしたのか。

 問題ないのは私にとって自明であったため気にしていなかった。それよりも、データをクリアされてしまうと作業が大変になるテスターの気持ちを上司が理解していないと思った、ということを伝えたかったのだろう。

 上司のプライオリティと私のプライオリティが食い違っている。だから会話に齟齬が生じる。

 

感情を無視すると自分が苦労する

 私が関わっていたITシステムの引継ぎ作業が延長されました。担当マネージャーによると開発納期が8/Eに延伸したため私の担当する作業が再発生するとのこと。いつまでも引継ぎ作業が終わらないなぁ、と思いつつ承諾。

 会話中マネージャーがすまなそうな顔をしているのでなんでだろ?と考えてみた。そうしたら当初7/Eが開発納期なので私の作業も7/Eまでに完成するように煽られていたのでした。けれど8月に入ったとたんに納期が1カ月延伸となった。明らかに納期が遅れることが分かっていたのに黙っていたってどういうこと?それに気づいたのは帰宅してから。やはり私は理解が遅れてやってくる。

 納期が遅れがちなのは薄々判っていたため私は機械的に承諾してしまったけど、本来なら怒っても良かったところ。でも、そもそも『理解が遅れてやってくる』から怒りようがないんだよね。

 だとすると『理解が遅れてやってくる』状態にならないようにすればどうすれば良いか。理解に必要な前提の情報は全てそろっていたから問題ない。他の理由を考えてみると、

  1. リアルタイムの会話内容にフォーカスし解決しようとするあまり前提情報を加味した検討が漏れている。つまり考えるスコープが狭い。
  2. 1つめに関係するけど何故今回のような問題が発生したのか根本的な原因を見つけようとしていない。
  3. 自分が困っている。という感情が欠落(感情を無視)している。

 3つ目かな。私の感情を無視しているから当然の帰結として私が承諾(つまり、我慢)すれば事態は解決する(つまり、1や2の検討は必要がない)となってしまう。やれやれ。